サイトナビゲーションとSEO最適化の関係

SEONavigationE commerce
By Satou Yoko, 2021年8月24日

サイトナビゲーションはECサイトに欠かせない便利な機能ですが、SEO最適化の邪魔をする恐れがあることも知っていますか?そもそもサイトナビゲーションとは何のためにあるのでしょうか?この記事ではSEO最適化との関係もあわせて詳しく解説していきます。
現在ネット上のほぼすべてのECストアはサイトナビゲーション機能を備えています。サイトナビゲーションとは何か詳しく知らない人でも、必ず目にしたことや使ったことがあるでしょう。例えばネットショッピングの最中に、青色の商品のみ表示されるようにしたとします。これがサイトナビゲーションです。

 

  ファセットナビゲーション、または属性ナビゲーションとも呼ばれるサイトナビゲーションは、買い手に欲しい商品を絞り込ませることができる機能です。買い手は検索結果を探している物の条件に合わせて絞り込むことで、より狭められた結果の中から買い物をすることができます。

 

  買い手が属性を選択してサイト内検索を行うと、その条件によって絞り込まれた検索結果が表示されます。これらのページはそれぞれ独自の物であり、属性を含んだ個別のURLが生まれます。これはSEO最適化にとって大きなメリットとなります。キーワードとなる属性がGoogleにインデックス登録されることで、より多くの閲覧が見込めるからです。

 

  ところが、サイトナビゲーションの独自のページを生み出す機能には実は注意が必要です。きちんとした管理がなければ、SEO最適化にとってデメリットをもたらすこともあるのです。

 

 

サイトナビゲーションによるSEO最適化のデメリット

 

  以下に挙げるのは、サイトナビゲーションがもたらすメジャーな二つの問題点です。

 

 
  • ページの重複: 例えばページの閲覧方法を「新しい順」や「価格の安い(高い)順」に選択した場合、サイトナビゲーションを使用しているため検索結果は独自のURLになりますが、実際に表示される商品は並び替えられただけで同じものになります。

 

 
  • URLの重複:同じページにいくつものバリエーションのURLが生まれてしまいます。そうすると、実際買い手が見ているページ内容は同様でもバリエーションごとのURLを閲覧しているためPV数(閲覧数)が分散してしまいます。

 

これらの問題は、実際には10万点しか商品のないサイトに2億ものページがインデックスされてしまうなどといったことを引き起こします。 買い手が属性を選んで絞り込み検索を行う際、検索結果として独自のURLが生まれますが、実際にはひとつのURLの違うバリエーションにすぎないのです。

 

  例を見てみましょう。 買い手があなたのECサイトにある「Tシャツ」のカテゴリをクリックしたとします。

 

  その際のページのURLはこうなります:

 

https://yourstore.com/t-shirts/  

 

  買い手はそこにさらにMサイズ、青色、コットン生地という属性を付け足しました。そうするとまた別のURLが出来上がります:

 

 

https://yourstore.com/t-shirts/attributes?size=M&color=blue&material=cotton  

 

URLは異なるものの、違うページに飛ぶことはありません。最初から同じページのまま、表示される商品を減らしているだけにすぎないからです。 同じ属性(素材)から他の物(ポリエステル)を追加した場合、さらにほぼ同じページのURLが作られます。

 

  例:

 

https://yourstore.com/t-shirts/attributes?size=M&color=blue,black&material=cotton,polyester  

 

さらにコンテンツの管理システムが十分でなかった場合、まったく同じ検索結果にいくつものバージョンのURLができてしまったりもします。

 

    https://yourstore.com/t-shirts/attributes?size=M&material=cotton   と、

 

  https://yourstore.com/t-shirts/attributes?material=cotton&size=M  

 

のように、どちらも同じ検索結果(Mサイズ、コットン生地)であるにもかかわらず買い手が違う順番で属性の選択をしたために違うURLができてしまいました。   これで、サイトナビゲーションが商品数に対して膨大な量のインデックスページを生み出してしまうことが理解いただけたかと思います。

 

  サイトナビゲーションには、買い手が商品の検索をしやすくなるというメリットがある一方、インデックスを妨害しかねないというデメリットもあります。もちろん最も代表的でアクセス数の多いページをインデックスさせたいところですが、Googleのクローラーボットはサイト内すべてのページをインデックスできるわけではありません。価値の低い重複ページを増やさないためには、ではどうしたらよいのでしょうか?

 

 

SEO最適化とサイトナビゲーションを同時に行うために

 

  サイトナビゲーション機能を知る

 

 
  • 商品のカテゴリーにおける絞込み検索は必須ですが、サポートページでの絞り込み検索は必要性が低いです。重要な項目のみにサイトナビゲーション機能をつけるようにしましょう。
  • 属性に優先順位を設けましょう。「色」属性が最優先、次に「サイズ」属性というようにです。
  • 属性の数に制限を作りましょう。買い手が自由に属性を書くことができるような場合、属性が無限に作られてしまいます。
  サイトナビゲーションをより良く知ることで、SEO最適化を妨げる原因もわかってくるでしょう。

 

 

検索結果ページはSEO最適化の役にたっているか?

 

  サイトナビゲーションを調節したら、次に必要なのは検索エンジンにおけるあなたのECサイトについて知ることです。サイトナビゲーションが作り出したページに実際人々はアクセスしているでしょうか?

 

  頻繁にアクセスがある検索結果ページ(例えば「白色」で「コットン生地」の「Tシャツ」など)は確実にインデックスさせるべきですが、ほとんど誰も検索しないようなページ(「黄色」で「ポリエステル生地」「XXLサイズ」の「Tシャツ」など)は、インデックスに値しません。

 

  SEO最適化は在庫にあわせてインデックスさせるべきという意見もありますが、実際のアクセス数など現状に合わせてインデックスさせたほうがよいでしょう。在庫は頻繁に変動するのに比べてインデックスはそうでないからです。

 

   

サイトナビゲーションのページはどう設定するのがベストか

 

  まずはサイトナビゲーションページ、属性の生み出す独自URLをインデックスさせるかどうか決めるところから始めましょう。そしてもしするなら、上記のように優先順位を決めたり制限を設けたりしていきます。

 

  サイトナビゲーションは、膨大な量のURLや重複したページを生み出すことでSEO最適化の邪魔をしかねません。もちろん妨害の度合いは様々な状況によって変わってきますが、それらを起こさないためにもあなたのECサイトのナビゲーション機能をきちんと知っておくことは大きな助けになると言えます。    

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