顧客体験と商品属性の関係性

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By Satou Yoko, 2021年5月06日


Eコマースにおいて、顧客体験と商品属性は密接に結びついています。うまく構成された属性設定機能は購入者に情報をより早く、そしてシンプルかつ効率よく届けることができます。


オンラインストアを訪れた購入者がまず始めにすることは、これから買おうとしている商品を検索することです。商品の説明を読み、商品画像を見て、さらなる情報を他の場所で探したりもするでしょう。また実のところ、検索結果から商品の画像を目にするまで、買おうと思ってもいなかった商品に出会うこともあります。


 

Eコマースの成長にともない、小売業者のEコマースにおける世界的売り上げは2020年には4兆2060億、2023年には6兆5420億にのぼると言われています。それに伴い購入者がE個―マースに求めるスタンダードな期待値も上昇しているので、求められているすべての情報を一手に提供することが必要になっています。そして、その情報提供の仕方はサイトパフォーマンスに大きな影響を与えます。それらの情報とは、商品画像や商品説明に限らず、購入者に商品属性と値を提示することも重要なのです。


 

商品属性とは?


 

商品属性とは、商品を特徴づけるためのプロパティを表し、「サイズ」の属性に対して「S・M・L」などの値がセットになります。「サイズ」属性が商品のサイズ詳細を表すように、「カラー」属性は商品のカラー詳細を表します。顧客体験と商品属性は、購入者が求めている商品に導くことで結びついています。ベストな購入体験を提供するためには、商品属性をわかりやすくかつ効率的に組み立てなければなりません。ここではより良い商品属性設定機能のためのポイントを解説します。


 

属性グループの作成


 

属性機能をシンプルにするためには、同じ特徴を持つ属性をグループに分類することがおすすめです。例えば、

  • サイズ、カラー、柄などの外見的特徴
  • メガピクセル、RAMなどの機能的特徴
  • 価格、商品のレビューなどのマーケティング情報に関連する特徴
  • 発送や送料など物流に関する特徴

このように、関連する属性をまとめることで、より情報を探しやすくなります。このような特徴的な属性グループは絞込検索に活用され、多くのメジャーなECモールで見受けられます。


 

属性の種類


 

属性を管理できる機能を有することを推奨します。そして保守管理の効率性を上げるためにも、どういったタイプの情報がどの属性に分類されるべきか、事前にルールを決定しておく必要があります。属性の種類としてテキストや数値の他にも、以下のような種類が挙げられます。

  • ブール値 - あり・なし (例:棚のキャスター、ゴミ箱の蓋、パーカーのフード等)
  • 日付 - ポップアップカレンダーから日付を選択
  • 整数 - 整数が入力でき最大値と最小値を指定
  • 小数 - 小数点以下の数値が入力でき最大値と最小値を指定
  • 単一選択肢 - オプションリストからひとつ選択
  • 複数選択肢 - オプションリストから複数選択


 

共有属性をつくる


 

共通のカテゴリに分類される商品は、属性も共通したものが適用されることがたいていです。よって、商品ひとつひとつに属性を割り当てるよりも、カテゴリ全体に対して設定したほうが簡単です。ある商品が特定のカテゴリに分類されるとわかっている場合、属性の割り当てもすぐに行えるでしょう。

例えば、メンズ靴を主に扱うストアでは、“靴”カテゴリに分類されるほとんどの商品で以下のような属性が共通しています。

  • サイズ(JPサイズ、USサイズ、EUサイズ)
  • 素材(レザー、キャンバス、スエードなど)
  • カラー(カラーパレットやリスト表示)

新しい商品を出品する際に、共有属性の登録を必須項目に予め設定しておくことでさらに効率性が上がります。共有属性には以下のメリットがあります。

  • 同一カテゴリの商品に共有属性を作成するほうが、一つ一つの商品を割り当てるよりも効率的で時間が削減できる。
  • 共有属性を必須項目にすることで、同カテゴリの全商品に対して重要な属性を確実に割り当てることができる。
  • 共有属性をつくることで商品情報をより豊富にし、改良することができる。 

ただし、共有属性の作成が効率的に働かない場合もいくつかあります。例えば、「ファッション」カテゴリにおける「素材」属性は、「時計」カテゴリの「素材」とはマッチしないといった場合です。これら二つのカテゴリは同一の「素材」属性を共有することができません。そのため、それぞれのカテゴリが見合った属性に割り当てられているかどうか、きちんと共有属性を管理することが大切です。


 

複数の意味をもつ属性をつくる


 

ときに複数の意味を持つ属性を使うこともおすすめです。例として、写真やポスターを取り扱うストアが挙げられます。「高さ」や「横幅」と別々の属性とするのではなく、「寸法」という「属性」にすることで、高さと横幅の意味合いを含む属性になり得ます。これにより「高さ」と「横幅」の属性を作成する必要がなくなります。


 

属性のメンテナンス


 

従業員、管理者、サードパーティーなどが属性管理機能にアクセスできる状態であれば、新種の属性を追加するときの管理フローを制定しておくことをおすすめします。先述のとおり、指定したカテゴリの新規商品に属性設定を必須にする機能や、他人が新種の属性を追加したり変更したりできる機能を制限するとよいでしょう。属性管理機能へのアクセス権を管理することで重複登録などを防ぎ、購入者にとってより正確で有用な情報を届けることができます。


 

結論


 

商品に対する正確な情報を求める購入者のために、販売者は最善の努力で応えなければなりません。商品属性と顧客体験は密接に結びついています。最適な属性設定によって、購入者へ情報を端的にそして効率的に届けることができます。これらのポイントを踏まえて、よりスムーズな購入体験とストアのパフォーマンス向上を目指しましょう。 

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