出品した商品はいったいどこ?

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By Satou Yoko, 2021年5月17日


販売者はなぜ往々にして購入者に対して商品の露出を最小限にしてしまうのでしょうか?ECモールや価格比較サイトにおいてそれが効果的だから?答えはもちろんノーです。ではなぜ多くの人がそんな間違いを起こすのでしょうか?


たいていのECモールには、キーワード検索と絞込検索の二種類の検索機能が備わっています。購入者は両方の検索機能を組み合わせて、まず始めにキーワード検索を行い、次にタグで絞込検索をかけるといった風に商品を探しています。例えばテレビを探している場合には、お気に入りのECモール価格比較サイトに訪れて「液晶テレビ」などとキーワードで検索をし始めて、次に「ブランド」や「画面サイズ」といった絞込検索で、検索結果に表示される膨大な商品の中から最も求めている商品を精査していきます。

 

 

購入者がまず始めに行うのはキーワード検索です。ところが、楽天市場やYahoo!ショッピングといったECモールの検索エンジンがどう作用しているかの検索ロジックや、出品されている膨大な商品のうち具体的に何がどのくらいインデックスされているか、そしてどの順位に自分の商品が掲載されるのか、これらすべてを熟知している販売者はごく少数と思います。購入者に商品をアピールするため、また検索にヒットするために商品名の最適化が大切であることは、誰もが知っている事実です。これに加えて、どれほど商品詳細情報の細部まで最適化することができるのか、これを実現するほどに検索にヒットする「発見れやすさ」の効果は上がっていきます。

 

 

キーワード検索の次に購入者が行うのは、タグによる絞込検索です。購入者は絞込検索を使って膨大な検索結果から本当に欲しい商品を精査していきます。以下に、販売者側とECモール側、両方においてパフォーマンス向上が見込めるいくつかのポイントを挙げていきます。

 

Ebay.com におけるノートパソコンの検索結果画面

 

絞込検索のためのタグ

 

 

絞込検索に用いられるタグの登録方法はふたつあります。これは、販売者が地道にひとつずつタグ付けしていく場合と、ECモール側によって登録される場合です。

 

Ebay.com におけるノートパソコンのブランドで絞り込み検索をかけた結果画面。206,000の検索結果のうち、47,000がブランドタグなし。

 

誰がタグ付けを担うべきなのか?

 

 

その答えは出品するECモール自体が構造化されているか否かで変わります。もしECモールが構造化されていないのであれば(商品カタログに紐づけなくとも出品ができる場合など)は、商品を出品する販売者がタグ付けをしなければいけません。

もしECモールが構造化されているのであれば、出品しようとしているその商品が、ECモールにとって完全なる新規商品であるか否かで変わります。その商品がECモールにとって初めて掲載される商品の場合には、その商品を真っ先に出品しようとしている最初の販売者がタグ付けを担います。しかし、既に他の出品社によって同一商品が出品されているのであれば、それ以前に出品されていたタグの情報を含む商品情報にマッチして出品されるため、結果としてECモール側がタグ付けを担っていることになります。これは、初めて出品しようとしている新規商品の情報が最初の販売者によってECモールに掲載完了された時点にて、ECモール側の統一商品カタログとして登録され、その後の編集や管理はECモール側のカタログチームが行なっているためです。

 

商品名にブランドが記載されていてもタグが付けられていない例。

 

キーワード検索と絞込検索の結果の違い

 

 

キーワード検索でヒットする商品数と、タグで絞込検索してヒットする商品数には大きな差があります。まず先にキーワード検索でヒットした商品数を確認し、次にタグで絞込検索をしてみます。たいていの場合、絞込検索のナビゲーションはページ左側に設置され、商品の属性ごとに何商品がヒットするのか数字で表示されています。例えば「Tシャツ」をキーワード検索した場合には、左側の絞込検索から、白、赤、黒など、色ごとに何商品のTシャツがヒットするかを確認できます。もちろん理想としては、そこに表示される各色のヒット数の合計と、キーワード検索でヒットした商品数が一致することですが、実際のところ、これらが一致することはなく、多くの商品にタグ付けがされていない状況が見て取れます。

 

 

idealo.de におけるキーワード検索結果数と、絞込検索結果のヒット数の差

 

商品にタグ付けしていないとどうなる?

 

 

商品にタグが登録されていなければ、絞込検索にヒットできず、購入者に発見される可能性は劇的に減少し、ひいては売り上げの全体的な低下につながります。購入者が絞込検索をした時点で、それ以降に表示される商品はタグ付けされている商品に限られます。これこそが重大なポイントです。商品名の最適化や魅力的な商品画像、時間をかけて作成した商品詳細分やスペック情報など、販売者が費やした時間や努力は、タグが付けられていなければ絞込検索にヒットせず販売機会損失となり、すべてが水の泡になってしまいます。

 

掲載されている商品数とブランドのタグが付けられている商品数のギャップ

 

チャンスはどこにある?

 

 

ではどのようにすれば、競争の激しいECモールの中で販売する商品が発見されやすくなり、購入者の目をうばうことができるのしょうか?非常にシンプルなそのやり方は、可能な限り多くのタグ付けをすることです。そうすることで、購入者が絞込検索をしてもふるい落とされず、確実に商品が検索結果に残ります。そしてタグ付けを怠っている他の販売者たちの商品よりも多くの販売機会のチャンスをを手に入れることができます。もし購入者が行なった検索結果の商品数が1000件であれば、その中で目立つことは難しいかもしれませんが、絞込検索をかけた結果の商品数が20件であればどうでしょう。あなたの商品が目に留まる確率はぐんと上がります。今すぐこの差をうめることでチャンスを高めましょう。

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