数値で紐解くタグ付けの効果

Case studyNavigationTagging
By Goldman Maya, 2021年3月07日

このケーススタディでは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモールにおいて、絞込検索対策を目的として商品にタグ付けを施す重要性を証明します。今回のケースによると、タグ付けを施した商品はタグ付けをしなかった商品に比べて、平均で売上げ14%増、転換率5%増、アクセス8%増を記録しました。季節要因によって全体的にパフォーマンスが落ち込む時期の検証にも関わらず、タグ付けを施した商品はすべての調査項目において、パフォーマンスの向上を実現しました。

ECで購入する人の多くは、まずキーワード検索から検索行動を始めます。しかし、キーワード検索だけでは膨大な数の商品がヒットしてしまうため、その次の行動として、商品の特徴に応じて絞込検索機能による詳細検索を3人に2人が行っていると言われています。

LISUTO(株)では、楽天市場とYahoo!ショッピングに公式ツールとして認定されている、タグを自動登録できるツール「AIタッガー」を提供しています。タグ付けを施すことが、売上げ、転換率、アクセスにどれだけの効果をもたらすのか、より深く理解し証明するため、AIタッガーのユーザーである国内大手アパレル企業の楽天ストアに協力をいただき、4か月間にわたって効果を検証しました。その結果、タグ付けを施した商品は、売上げ、転換率、アクセスにおいて、タグ付けをしなかった商品に比べて大きく差をつけパフォーマンスが上回っていたことがわかりました。

タグとは何か

タグとは、楽天市場では「タグID」、Yahoo!ショッピングでは「スペック」と呼ばれている、絞込検索にヒットさせるために登録が欠かせないID情報です。タグはカテゴリによって、ブランドやシリーズ、サイズ、色、テイスト、機能など、様々な種類が各ECモールごとに標準化されたID情報として用意されています。ストア運営者によって商品に予めタグが登録されていないと、絞込検索にヒットすることができません。いわば、タグのひとつひとつが商品棚であり、タグ付けしていない状況は、商品棚に商品を陳列していないのと同じです。しかし、タグ付けには目視と手作業がかかり膨大な工数となるため、商品点数が多くなるほど人力による作業では非現実的となり、タグ付け自体が任意項目のため、多くのストアにおいて徹底されていないのが現状です。

LISUTO(株)では、楽天市場とYahoo!ショッピングに公式ツールとして認定されている、タグを自動登録できるツール「AIタッガー」を提供し、タグ付けにかかっていた作業の工数削減、そして徹底的にタグ付けを施すことによる売上げアップに貢献しています。

検証方法

検証には、AIタッガー利用開始前の2019年12月から、利用開始後3か月目となる2020年3月にかけて、月間アクセスが上位1000商品分の売上げ、転換率、アクセスに関する4か月分の実測データを用いました。そして、4か月間にわたって継続して上位1000位内を維持し続けていた商品の中からタグ付けを施した商品と、あえてタグ付けをしなかった商品を分類し、AIタッガー利用開始前の2019年12月の数値を基準値として、それぞれがどのように3月にかけて推移したかを分析し比較しました。タグ付けをしなかった商品に比べて、タグ付けを施した商品がどれだけ売上げ、転換率、アクセスを増加させていたかの差を導き出すことにより、タグ付けの効果を証明しています。

売上げ

このユーザーは、2020年1月にAIタッガーを利用開始して商品にタグ付けを施し始めたので、2019年12月の数値がタグ付けを施す以前の基準値として設定されています。青いグラフはタグ付けを施した商品の推移を表し、赤いグラフがタグ付けをしなかった商品の推移を表しています。そして、これらグラフの開き幅こそが、タグ付けによる効果を表しています。 一般的に、年末を境に2月にかけて下降し、春にかけて上昇するのは季節的な要因が挙げられます。タグ付けをしなかった商品の売上げは赤いグラフで教科書通りの推移を見せる一方で、タグ付けを施した商品の売上げに限っては、2020年1月の売上げが2019年12月よりも増加し、2020年2月にかけて下降するものの、タグ付けをしなかった商品に比べて落ち幅は少なく、2020年3月にかけて上昇する時にも差をつけています。

転換率

転換率においては、2020年1月にかけてどちらも大差なく減少しましたが、2020年2月以降にはタグ付けをしなかった商品との差が開いて5%以上ものパフォーマンスが向上し、この効果は2020年3月時点でも維持し続けていることがグラフから見て取れます。

タグ付けが転換率にもたらす影響のひとつとして事前認定が挙げられます。事前認定とは、購入者が探し求める商品の特徴を予めイメージしたうえで絞込検索を行うことを指しますが、そのプロセスの中で絞込検索によって求める商品が検索結果に表面化するという保証があるからこそ、転換率が高くなる可能性も高まると言えます。

またタグ付けには、絞込検索対策としての直接的な影響のみならず、モール内外のSEO対策にも効果を発揮します。検索エンジンに認知されやすくなり、結果として商品を求めている人にいち早く発見されやすくなるため、転換率の増加につながります。ECモールによっては、タグ付けしていないとランキング入賞することができなかったり、登録されているタグの個数が掲載順位に影響している場合もあります。

アクセス

アクセスの結果を見てみると、タグ付けを施した2020年1月には、2020年12月よりも大幅に上昇していることがわかります。2月は季節的な要因で購買行動が落ち込むものの、2020年3月にかけての回復時にはタグ付けを施した商品の方が上回っていることがわかります。

まとめ

今回のケーススタディでは、タグ付けによる売上げ、転換率、アクセスに対する効果と、その重要性が明らかになりました。 タグ付けを施した商品は、発見されやすさという商品自体の基礎体力を底上げすることで、タグ付けをしなかった商品に比べ、すべての調査項目においてパフォーマンスが上回りました。

タグとは、膨大な商品があふれる楽天市場やYahoo!ショッピングにおいて、商品の特徴を標準化された表記によって確実に絞込みができ、探し求める商品にいち早く辿り着くことが可能になる、購入者と検索エンジンにとっての道しるべです。タグ付けをしっかりと施すことによって、売上げ、転換率、アクセスの底上げが実現します。


LISUTO(株)では、楽天市場とYahoo!ショッピングに公式ツールとして認定されている、タグを自動登録できるツール「AIタッガー」を提供しています。「AIタッガー」によって、どれほどタグが追加できるのか、どれだけ効果が期待できるのかなど、無料で検証することが可能です。お気軽にお問い合わせください。

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