大手アウトドア用品店のケーススタディ

Case studyTaggingE commerce
By Satou Yoko, 2022年4月11日


タグ付けが売上、ユニークユーザー、閲覧数に与える効果


クライアントについて

 

とある大手アウトドア用品店では、アウトドア関連のファッション用品から釣りのルアー、テントや寝袋に至るまで、数々の商品を販売しています。自社ECサイトはもちろん、楽天市場やYahoo!ショッピングでもショップを展開しています。

 

問題点

 

これらECモールでのパフォーマンス向上のため、LISUTO(株)にサポートをご依頼いただきました。プロジェクトの目標は、商品にナビゲーション タグを付けることで、売上、ページアクセス数、ユニークユーザー数の3つの主要業績評価指標を向上させることでした。

 

タグ付けによるKPI、そしてユーザー体験の向上を確認するため、LISUTO(株)は以下の調査に取り組みました。

 

効果検証

 

楽天市場でのタグ付けの効果の実証のため、タグ付け前の期間をベンチマークとし、2021年2月から3か月の間、実証実験を行いました。

 

調査の結果は、各パフォーマンス指標の過程が証明され、タグ付き商品のビジネスパフォーマンスがタグなし商品と比較して優れていることを示しました。

 

調査方法

 

3か月の調査期間中、タグ付けがなされていない2月を3月と4月のベンチマークとしました。テスト期間中に最も閲覧された上位1,000の商品のみを調査対象とし、最も閲覧されたされたタグなし商品の上位1,000をコントロールグループとして使用しました。

 

結果

 

売り上げ

 

 

3月は全体としてアウトドア用品の売り上げが上がるシーズンではありますが、タグ済みの商品は未タグの商品に比べさらに大きく差をつけています。2月と比較すると、売り上げがタグ済みは110%なのと比べて、未タグは46%のみ上昇しています。

 

4月も引き続き売り上げの伸びるシーズンですが、タグ済みが92%の伸びであるのに比べ、未タグは54%のみという結果に終わりました。

 

総合的に見て、テスト期間中のタグ済みは未タグよりも50%多く売り上げていることがわかりました。

 

ページビュー(PV数)

 

 

上記の表からもわかるようにPV数も同様に、タグ付けと未タグで顕著な差を見せています。タグ済みは2月から44%上昇しているのと比べ、未タグは23%にとどまっています。

 

4月も同様に、タグ済みは26.5%、未タグは14%という結果になりました。

 

PV数においてのテスト期間平均は、タグ済みは未タグと比較して16.5%の差が開きました。

 

ユニークユーザー数

 

 

ユニークユーザー数においても同様に、タグ済みは42%の増加を見せたのに対して未タグは23%という結果に終わりました。

 

4月は3月ほど顕著ではなかったものの、タグ済みは25.5%、未タグは13%という差がついています。

 

総合的には、タグ済みは未タグより15%多くユニークユーザーを得ることができました。

 

結論

 

タグとは本来、買い手が商品をより探しやすくするために付けるものです。その結果として売り上げやPV数、ユニークユーザー数にも影響が出るのは当然のことと言えるでしょう。テスト期間の明らかな数字の差はタグ付けの効果をはっきりと示してくれました。

 

衣料品店スポーツ用品店カメラ用品店など、その他クライアントとの実証実験についてもリンクからご覧いただけます。あなたのECサイトのより高いパフォーマンスを目指し、ぜひタグ付けの重要性を見直しましょう。

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