大規模雑貨店の売り上げ35%上昇の背景

Case studyE commerce
By Satou Yoko, 2022年7月25日

大規模雑貨店のオンラインショップにて、タグ付けを行った結果35%の売り上げ増加に成功しました。閲覧数、ユニークユーザー数も同様に49%増加しています。
大規模雑貨店について

 

大規模雑貨店は家具、アパレル、玩具、キッチン用品、ノートPCに至るまで幅広い商品を取り扱うオンラインサイトです。楽天市場にてショップを展開しています。

 

共同調査への経緯

 

楽天市場での営業において特に問題はなく おおむね満足していた大規模雑貨店ですが、さらなる躍進を図るための改善策を探していました。

 

改善策

 

その改善策を図るため、LISUTO(株)に連絡し共同でECモール内のショップ最適化を目指しました。LISUTO(株)の独自技術AIタッガー™を使ってショップ内の商品にタグ付けを行い、タグ付け前後の売れ行きを比較しました。

 

調査方法

 

AIタッガー™の効果を確かめるため、PV(ページビュー/閲覧)数とユニークユーザーの訪問数を指標に、タグありとなしの商品を比較しました。

 

共同のケーススタディは3か月にわたって実施されました。始めの一か月目の2021年12月をタグなしのベンチマークとして比較の対象にし、2022年の1月と2月は商品にタグ付けを行って経過を観測しました。

 

ケーススタディをするにあたり、もっとも閲覧されている商品上位1000品を観測の対象としています。

 

ケーススタディの結果

 

結果は予想した通り、AIタッガー™によってタグ付けした商品はタグなしの商品と比べ、すべてのパフォーマンスに向上が見られました。

 

売り上げ

 

 

結果は明らかにタグ付けの効果を示していると言えるでしょう。年末年始のような休暇シーズンには一般的に売り上げが落ちる傾向にありますが、タグなしの商品が50%の売り上げを落としている中、タグありの商品は10%以下の低下に留まっています。 2月もタグなしの商品が60%の売り上げを落としている中、タグありの商品は25%までに留めることに成功しています。

 

調査期間中、総合で36%の差がタグありとなしの商品につく結果となりました。

 

アクセス数

 

 

アクセス数(PV数)においてはより顕著に結果が現れました。正月期間中は閲覧数が下がる傾向にありますが、タグなしの商品が22%のアクセス数低下を見せている中、タグありの商品は20%の増加に成功しています。

 

2月も引き続き、タグなしの商品は42%低下、タグありの商品は17%増加しています。 調査期間中の総合では、タグあり商品はタグなし商品よりも平均で50%多いアクセス数を獲得しました。

 

ユニークユーザー

 

 

ユニークユーザーのデータはPV数を反映した形となりました。1月、タグなしの商品が20%のユニークユーザー低下を見せた中、タグありの商品は20%の増加に成功しています。

 

2月はタグなしの商品が16%の低下、タグありの商品が42%上昇という結果となりました。 最終的にはタグありの商品は平均50%の差をタグなしの商品につけています。

 

結論

 

調査は、タグ付けの効果を明確に表す結果となりました。売り上げ、アクセス数、ユニークユーザーの訪問数のすべてにおいて、タグありの商品はタグなしの商品に比べてパフォーマンスの向上と維持を見せています。調査中の平均では、タグありの商品が35%売り上げを上回り、アクセス数とユニークユーザー数においては49%の差をつける結果となりました。

 

LISUTO(株)では他にも、兵庫県の自治体 有名スポーツブランド大手アウトドア用品店などの企業と同様の検証を行っています。AIタッガー™によるタグ付けの効果は無料で検証することが可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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